◇ももこVSれいこ <合宿編> 2

「、、、、、、こ、、、もも、、、、ももこ!!」
耳元で大きな声がする。。。
「ぇっ!!きゃぁ!!」
昨夜のトラウマもあり、突然の出来事に驚きを隠せなかったモモコ。
「これは、どういう事なの??モモコのベッド壊れてるよ?ベッドの下に何か金具みたいなの飛び出しちゃってるし!ただでさえ給料少ないのに、こんな所で罰金なんて嫌だからね!!」
まだ頭がぽーっとしている。
(私、ベッドなんで、、、、)
「あっ!猫娘が昨日襲って来たのょ!!ぁれってレイコのタッグパートナーだょね?どぅゅう事ょ!」
目が覚めて来て昨夜の事を段々と鮮明に思い出せる様になってきた。
「え?今猫娘は違う合宿場に外国人レスラーと行ってるって来る前に教えたでしょ!?悪い夢でも見たんじゃない?さ!昨日、モモコすぐ寝ちゃったから練習も出来なかったし今からスパーリングでもしましょ♪」
 、、、
「そぅだね、、、!!」
なんでもポジティブに考えるモモコはしつこくレイコを言及などはしなかった。 した所でも何の解決にもならない事は十分に承知だし、レイコがせっかく合宿に誘ってくれたしそれを台無しにするような事はしたくないモモコはそう考えた。
「ん〜、更衣室ってゃっぱり臭ぃね〜」
とリングコスチュームに着替えながらモモコが言うのを
「そうだね〜」
と目もあわさず黙々と準備していくレイコの姿があった。 モモコは何処かぬけていてプロのレスラーの自覚というのを深く持ってはいない。 それが彼女の人気の一つでもあるのだが。。。。 一方レイコはモモコとは真逆の性質で常にプロとしての生き方、振る舞い方を考える人間であった。 一事が万事、この更衣室の着替えを取るだけでも二人がいかに違う性質のレスラーかが伺える。
「よーっし!はじめよっかぁ♪」
と元気よくリングの上でモモコが言った。
「軽くスパーとかやってても、練習にならないし外国人レスラーと戦うんだから普通の試合通りいかない?せっかくリングコスチュームで気合い十分なんだし☆」
と不適な笑みを浮かべながら言うレイコは既に威圧感があった。
「ぃぃよ!やる気十分だね♪それじゃぁ、はじめ!!」
モモコのかけ声と共に一斉に走り出した。 モモコはドロップキックを撃とうとドロップキックの体制に入ろうとした瞬間
「いったぁ、、、、、」
昨日の猫娘にやられた関節部分や筋肉が思う様に動かない事に気がついた。 更衣室で準備運動をしてる時、多少の違和感があったがリングに早く上がりたいばっかりに十分な身体のチェックをおこたってしまった。 プロとしての自覚のなさが、ここで浮き彫りとなってしまった。
「ちょっとま、、、」
モモコが言い終わる前にレイコのハイキックがモモコの顔面を直撃し吹っ飛んだ。
「本番どおり行くっていったでしょ?はじめ!ってモモコが言ったのよ?」
そう言いながら倒れたモモコの首をヒールでレイコは楽しそうに踏みつける。 まさしく本番通りのレイコの動きがそこにあった。 これがプロ意識。 モモコはそれを肌身をもって実感した。
「ほら、いつまで寝てるの?」
とモモコの髪を掴みモモコを起き上がらせ、そのまま投げっぱなしジャーマン。 モモコはそのまま着地、、、否、、昨夜の痛みでバランスを崩し直撃は免れたもののコーナにもたれかかる様な形になってしまった。 そこにレイコのミサイルキック ドンっ!!!鈍い音が体育館に響く。 モモコはコーナーに串刺しにされ、崩れ落ちた。
「あれれ?いつもの生意気な感じはどうしたのかな?」
 ドン バキっ! ビシ! バシ!
コーナーに持たれているモモコに容赦のない打撃を与えた。 太腿を容赦なく狙って、、、、昨夜のロメロが足に響いていた、、、20発を打ち終えたころ。 既にモモコの足はガタガタ震え立てないほど使い物にならなくなってしまっていた。 モモコは追いつめられれば追いつめられるほど昨夜の暗闇の中での恐怖を思い出さずにはいられなかった。
「くっそぉ、、、、、」
モモコは懸命にトラウマと葛藤し立ち上がろうとする。
「たたせてあげるよ!ほらっ!!」
勢いよくレイコがモモコの動作に割って入り、コーナーに叩き付けられた。 さらにレイコに間合いを詰められ、コーナーとレイコの真ん中でサンドイッチのような状態になってしまった。 レイコが正面からモモコの顔を優しく手で包み、耳元で
「いじめてあげる♪」
その瞬間モモコは背筋が凍るのを感じた。
(駄目だ、、、動けなぃよぉ、、、)
今のハンディキャップのあるモモコと万全のレイコとでは天と地ほどの差があった。 圧倒的な力の差にモモコは<一瞬の動き>を逃した。 刹那、モモコは背後とられ首にレイコの腕が巻き付いた。 そして、ぐぐぐっと上に持ち上げられた。
「ほぉら、気持ちいでしょ?」
レイコはコーナーに腰を下ろしスリーパーでモモコを締め上げた。 レイコの位置が高いため、モモコは中にぶら下げられてしまっている。
「モモコぉ、絞首刑だよ!」
 ぎゅうううう ぐぐぐっ!!!!
「いっ、、、、いゃ、、、、」
ドタンっ!!
「嫌なら良いのよ。次いくわよ!」
とモモコをマットに叩き付けると四つん這いになったモモコの髪をひっぱり、リングの中央へとモモコを誘導した。
「さて、、、お次は、、、!!!!」
レイコは無理矢理モモコを立たせると、コブラツイスト!!
「モモコちゅわん、早く逃げないと蛇の毒回っちゃいまちゅよぉ?」
 ぎぎぎぎぎぎぎししぃぃぃいぃいいいい!!
全身の力でモモコを締め上げる!大蛇に捕まったネズミのように、モモコの生きる力はドンドン薄れてゆく、、、
「はぁ、、、、はぁ、、、、」
モモコの目の力はもう無く、レイコの技から抜ける意思さえも無くなりかけてきている。
「ぁらぁら?毒が全身に回ってきたみたいね〜?食べちゃうわよん♪」
レイコはゆっくりとコブラツイストのままマットへと倒れ込んだ。 グラウンドコブラの完成だ。
 ぎゅううううう!!! ぎぎぎしいいいいいぎしいいいい!!
レイコの頬は少し赤みを帯びて来ている。 これは自分の勝利が近いときや確信したとき、もしくは相手をいたぶるのが楽しい時のレイコの特性だ。
「んふっ♪美味しいわよ〜モモコ。今日はレフェリーもいないしいっぱい食べてアゲル!!」
 ぎしぎし ぎゅううううううう ぐぐぐぐぐぐ!!!
「、、、ぎ、、、、ギブ、、、あっぷ、、、」
力なくモモコが言った。
「え?何か勘違いしてるわね。練習にギブアップなんてないでしょ!!!」
 ぎゅうううううううう!!!
さらにキツくモモコを締め上げる。
「、、、、あっ、、、もぅ、、、だめ、、、、」
痛いや苦しいという感覚すらも既に鈍って来ているモモコ。 レイコは技というより相手を精神的にいかに追いつめるかという事にたけている。 レイコのペースに乗ってしまえば、まるで蜘蛛の巣にかかった様に拘束されそして精神を犯される。 技をかけながらの言葉攻めはレイコの得意とするところだ。 まっすぐな性格のモモコはこの手の罠にかかりやすい。 モモコはもはや蜘蛛の巣にかかった蝶、そして蜘蛛に食べられるのを待ってるだけの哀れなものとなっている。
「みじめねぇ〜、モモコ。ここに観客がいなかったっていう事に感謝しなさい」
そういったレイコは大蛇の絞めからモモコを解放した。
「あ、でもカウントだけはとらせてもらうわよ♪」
というと、倒れているモモコの顔の上に仁王立ちし腰を下ろした。フェイスシットでのカウントほど屈辱なものはないだろう。
「わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
かなりのスロペースでカウントを開始した。 モモコの鼻の部分が自分の股間に来る様にセットし、十分に体重をかけマットに押し付けた。
「私の小便くさい、アソコで負けるなんてだらしないわね〜」
この状況でもなお、レイコの言葉攻めは続く、、、、、
「つ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
びくっ!!モモコは返そうと思ったのだろう。わずかに体が震えた。
「ふ〜〜ん。まだやる気はあるんだねぇ、、、、じゃぁ☆最初の予定通り、絞首刑でフィニッシュしてアゲル♪」
そう言い、マウントポジションをとると容赦なく往復ビンタをしかけた!
 ビシビシ!! バシバシ!!
「起きなさい!!ちゃんと私の刑を受けなさい!」
とモモコをうつ伏せにし、フロントネックロックの体制にはいった。
「それでは、これから絞首刑にはいりま〜す!!」
レイコは腕をモモコの首に完璧に巻き付け、足を4の字にし、しっかりとモモコの胴を固定した。
「第一段階いくよ!」
というとレイコは太腿で思いっきりモモコの胴体を締め上げた!
 ぎゅうううううううううううううう ぎゅうううううううううう!!!
「、、、、うっ!!かはっ、、、、く、、、る、、、しい、、、」
激しい嘔吐感に教われたモモコは意識の回復を余儀なくされた。 今、モモコの意識は通常へと戻ろうとしている、、、、、
「第二段階でどう??」
今回は太腿で軽く胴体を固定するだけ、、、だが先ほどまで固定されているだけであったレイコの腕が第二段階で凶器とかしモモコを締め上げた。
 ぎゅうううううううううう、、、、、、、、!!!!
「、、、、、、こほっ、、、」
一気に虫の息となったモモコ。
「あらあら、起きなさいよ!!」
と胴締めでまた意識の回復を迫られる。
「それじゃぁ、第三段階で絞首刑終わりだから♪これで耐えれたら無罪で釈放だよ♪」
、、、レイコはもう一度胴を絞めている太腿を4の字に直し、固定している腕を力が入れやすい様に位置を調整した、、、、
そして、、、
 ぎゅううううううううううううううううううううううう むぎゅううううううううううううう!!!!!
レイコは全身を反る様にして、そして全身でモモコを締め上げる!!!
 ぎぎぎぎ ぎゅううううううう
「たっぷり懺悔なさいね♪」
モモコの少しづつ暗くなる、、、、、、、
(レイコ、本当に試合の時みたいに向かってきたなぁ、、、、試合の時より意地悪な気がす、、、、、、、、、)
落とされる瞬間でさえもモモコはレイコを疑ったりしなかった。 モモコ自身、レイコの太腿への集中攻撃は気になる所があった、、、 まるで昨夜の事を知っていてモモコの何処が完治してないか見透かす様に。 しかし、モモコは相手の弱点を瞬時に見分けられるのもレイコの才能なんだと言い聞かせた。  、、、、、、、、、、、
リングの上では無様に泡をふいて横たわるモモコと、その顔を満足そうに見つめながら電話をかけるレイコの姿があった。


<<BACK  NEXT>>

inserted by FC2 system